2017年12月20日、柳家三三独演会。三三さんの落語は2016年8月以来だ。そして、三三&わさびの組み合わせは2016年の7月以来。

開口一番で登場したわさび君は、今日はもう三三師匠が来ていますと報告。常連客に受けていた。そういえば、前回(2016年)は三三さんの入りが遅れ、わさび君が40分も繋いだのだった。(2016年7月15日のブログ

今日はその日の分も三三さんに演ってもらうべく、自分は5分の「動物園」でもいいと言ったら、三三さんからちゃんとやれと言われたとのこと。で、

柳家わさび:亀田鵬斎

  • 亀田鵬斎という書家が、迷子の孫を見つけてくれた礼として蕎麦屋の行灯に屋号を書く。それが客の眼にとまって金になり・・・がだんだん高額になっていく噺。初めて聞いた。

柳家三三:牛ほめ+転宅

  • 三三さんは粋な女を演じるのがうまいから「牛ほめ」より「転宅」がいい。反対に与太郎は少し無理がある。三三さんは研究熱心で噺が上手い。三三さん自身にも迷いがあるように感じるが、目指すべき噺家のタイプとしては、六代目(圓生師匠)とか黒門町(文楽師匠)のような方向性があってるんじゃないかと思う。時流に流されない生真面目な噺家にも存在価値がある。

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柳家三三:鮑のし

  • 仲入りのとき、隣の席から「この時期だから芝浜やってくれないかしら〜」という期待の声が聞こえて、内心同感していたが「鮑のし」だった。もちろん悪くはないけど。

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