8月31日水曜日。

迷走台風が太平洋から東北地方に上陸して、東北や北海道は大荒れの朝。隼人池の上空は夏の終わりの空。蝉の声はしなくなり、秋の虫が鳴き始めている。

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ハスはまだ新しい花を咲かせているが、先に咲いた花の花托はすっかり茶色くなっている。中にハスの実が見える。

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葦原の中には、色づいたガマの穂が見える。

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池の中央にカイツブリがいた。

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すっかり大人になったシロ……に違いない。

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頭部にあったヒナの縞模様は消えて大人のような赤レンガ色をしている。でも、体の羽毛は少し子供っぽい・・・ように見える。

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潜った!・・・波紋が、奥村土牛の「鳴門」に見えた。

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真っ黒だった瞳の光彩が黄色くなった。

嘴の付け根の白い部分がくっきりしてきた。

嘴の先の方はヒナの黄色の名残がある・・・ような気がする。

背中(折りたたんだ翼)は成鳥に比べると白っぽい。

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ダイブした瞬間! 体の一部が見える。

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浮上した。潜水時間はまだオトナより短いように思える。

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この子は間違いなくシロだ。6月のアタマに孵化したカイツブリ4兄弟の中で、この子だけが3ヶ月生き抜いた。おめでとう!

このまま隼人池に居着いてくれるのか、どこかに飛んで行ってしまうのか。成鳥になったら見分けられなくなってしまうから、シロを識別できるのもあとわずかだ。