11月23日、勤労感謝の日。お昼過ぎに隼人池に出かけた。

DSCN3530葦原にアオサギのブルーがいた。DSCN3560DSCN3548

DSCN3533DSCN3554カワウも。

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DSCN3603岸近くにカルガモとコガモがいた。このコガモはちょうどエクリプスの状態から生殖羽に生え変わり始めたオス個体のようだ。頭部の両側と翼の一部に緑色が見える。DSCN3588DSCN3586最後の写真では水面近くの羽に生殖羽のオスの模様が現れている。

★エクリプスと生殖羽についてのメモ

  • カモ類のオスは繁殖地(シベリアなどの夏の住処)で繁殖期を終えるとメスに似た地味な羽毛に生え変わる。
  • オスの地味な羽毛をエクリプス(月食、日食の食)という。
  • 多くのカモ類は越冬地(例えば日本各地)でカップルを形成する。メスに気に入られるためにオスは派手な生殖羽に生え変わる。
  • つまり、カモ類のオスはカップル形成期から繁殖期以外は地味な姿に変身している。これは外敵に見つかりにくくするためと考えられている。
  • メスに気に入られるために、オスは外敵に襲われやすくなるというリスクを冒しても派手な身なりになる。
  • つまり、日本文化におけるハレとケのようなものだ。ハレとケの衣装の違いは、人間においては女性にはっきりと現れるが、カモ界ではオスに現れる。